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更新日:2026年8月21日

全国福利厚生共済会はやばい?事件の噂とデメリットを調査

ヤマト
ヤマト 副業の実態を調査・記録
全国福利厚生共済会はやばい?事件の噂とデメリットを調査
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ヤマト ヤマト

こんにちは、ヤマトです。

友人や職場の人に誘われて、返事を待たせたまま検索している。

全国福利厚生共済会の相談は、ほとんどがこの形で私のところに届きます。

誘ってくる側の人は、当然いい話しかしません。

では、団体そのものは自分たちのことを何と説明しているのか。

ヤマト ヤマト

本人たちの言い分を聞くのがいちばん早いと思って、公式サイトを端から開きました。

会則とプライム倶楽部会員規約を最後の行まで読んだうえで、先にお伝えします。

稼ぐ目的で入るなら、全国福利厚生共済会はおすすめできません。

誘われて困っている方も、もう入っている方も、状況をそのまま聞かせてください。

私も遠回りをしてきたので、人を誘わずに一人で進められるやり方なら、続けてきた中からお伝えできます。

下のボタンから、私に直接どうぞ。

全国福利厚生共済会はどうなの?|結論

全国福利厚生共済会は詐欺ではありませんが、報酬を目当てに入るのはやめておいたほうがいい、というのが私の結論です。

団体は実在していて、福利厚生のサービスも動いています。

その姿勢がいちばんよく出ているのが、公式サイトのこの一文でした。

全国福利厚生共済会の公式サイトの記載。「金融庁その他一切の公的機関等の委託を受けて業務をおこなっている団体ではありません」「許認可、届出等を要する事業ではなく」と書かれた部分が赤枠で囲まれている

公的機関とは関係がないことを、団体のほうから先に書いています。

商品がない、会社が消えた、という類の話ではありません。

「福利厚生サービスとして使えている」という声も実際にありますし、そこは公平にお伝えします。

ただ、報酬の仕組みまで踏み込むと話が変わります。

会費を払う側でいるうちは普通のサービスで、報酬をもらう側に回った瞬間に別物になる。

これがこの団体の輪郭です。

ヤマト ヤマト

「共済」の2文字にどれだけ助けられている団体なのか、というのが率直な感想です。

収入を増やしたいという気持ちそのものは、何も間違っていません。

そこに紹介報酬の仕組みが乗っていた、という一点だけが問題です。

全国福利厚生共済会のことでも、それ以外の副業やお金の不安でも構いません。

私も何度も失敗してきたので、どこでつまずくのかは自分の経験から具体的に話せます。

LINEでできること
副業検証者のヤマト

副業やネットビジネスを検証しているヤマトです。
過去に怪しい情報に騙された経験から、同じ目に遭う方を一人でも減らすべく、情報を発信しています。

記事では一方通行になってしまいますが、
LINEでは、やり取りしながら、あなたの状況に合う回答やアドバイスをお伝えできます。

  • 気になる副業を確認したい
  • 自分に合う稼ぎ方を教えて
  • 登録してしまい不安

こんな悩みも、副業に関する疑問でも大丈夫です。
気になることをそのまま送ってください。

全国福利厚生共済会に事件と呼べる報道はない

「全国福利厚生共済会 事件」で検索する方が多いので念入りに調べましたが、事件と呼べる報道は1件も確認できませんでした。

裁判になった、警察が動いた、という報道記事は出てきません。

検索上位に並ぶのは、知恵袋の質問と、個人の体験談と、検証ブログばかりでした。

団体の名前が公の記録に残っている場所は、私が探した限りひとつだけです。

国会の質問主意書に一度だけ名前が出ている

団体名が公の文書に登場したのは、2019年12月9日に参議院へ提出された質問主意書です。

「桜を見る会」の招待客について尋ねた文書で、その十二番目の項目に名前が出てきます。

参議院に提出された質問主意書の十二項。「安倍総理及び昭恵夫人が全国福利厚生共済会(当会のホームページ上で連鎖販売取引を実施と表記)の関係者と一緒に写っている平成二十八年の「桜を見る会」の写真が報道されているが」と書かれている

見ての通り、団体名のうしろに「当会のホームページ上で連鎖販売取引を実施と表記」という注釈が付いています。

参議院 第200回国会 質問第125号で、いまも全文が読めます。

この質問に対して政府がどう答えたかも、同じ参議院のサイトに残っていました。

答弁書の該当部分。「十二の前段について」として「御指摘の「関係者」の意味するところが明らかではないためお答えすることが困難であり」と記載されている

答弁は「お答えすることが困難」「お答えすることは差し控えたい」の2つだけでした。

同じ質問への答弁書にも、それ以上の記載はありません。

ヤマト ヤマト

問われたのは招待状の推薦ルートで、団体の運営そのものではないんです。

ここは正確に切り分けてください。

団体が処分を受けた、という話はどこにも書かれていません。

写真に写っていた人が誰の推薦だったのか、という質問が1回出て、政府が答えなかった。

公の記録に残っているのは、それだけです。

「2017年に業務停止命令」は裏が取れない

ネット上には「2017年に業務停止命令を受けた」と書いているサイトがいくつもあります。

消費者庁が公表している連鎖販売取引の解説と、同じサイトの処分事業者一覧を端から当たりました。

全国福利厚生共済会の名前は、そこに載っていません。

出どころも見当がつきます。

根拠にされている消費者庁の資料は処分のお知らせではなく、処分件数をまとめた集計表です。

その表題に「平成29年12月27日現在」と書いてあります。

集計の締め日が、処分された日として読み違えられたまま広がっています。

叩くために事実を曲げるのは、勧誘する側と同じことをしているのと変わりません。

他のサイトで「業務停止命令」と書かれているのを見かけても、そこは鵜呑みにしないでください。

事件が無いことと、参加して得することは、まったく別の話です。

家族や友人が入っていて、どう言えばいいか分からないという相談も、よく届きます。

相手との関係を壊さずに話す言い方も、状況を教えてもらえれば一緒に考えられます。

断ったあとに何をするかまで決まっていれば、次に誘われたときも気持ちが揺れません。

うまく説明できないままの状態で構いませんので、私のLINEへどうぞ。

処分も報道もない団体が、なぜここまで「やばい」と言われるのか。

全国福利厚生共済会がやばいと言われる理由は名前と中身のズレ

「やばい」と言われる最大の理由は、「共済」という名前から想像する中身と、実際の中身が違うことです。

国民健康保険や県民共済のような、法律に基づいた制度を思い浮かべる方が多いと思います。

ですが公式の「全厚済とは」には、こう書いてありました。

当会は、入会された方への福利厚生サービスの提供を目的とする一般の民間団体であり、金融庁その他一切の公的機関等の委託を受けて業務をおこなっている団体ではありません。

また、当会のおこなう事業は、許認可、届出等を要する事業ではなく、当会は、国、地方公共団体その他一切の公的機関の許認可を受け、あるいは、公的機関等へ届出、登録等をおこなっている団体ではありません。

一般財団法人全国福利厚生共済会 公式サイトより

許認可も、届出も、登録もしていない。

“共済”は、法律で守られた名前ではありません。

誰でも名乗れる2文字です。

「国がやってる制度だと思ってました」という相談は、まさにここでつまずいています。

「共済」の中身は2008年に外れている

もっとはっきりした事実が、公式の「全厚済の歩み」に書いてありました。

団体の年表を上から順に追っていくと、2008年のところで手が止まります。

全厚済の歩みの年表。2008年の欄に「改正保険業法の施行により共済保険が外れ、福利厚生サービスに特化」と記載されている

「改正保険業法の施行により共済保険が外れ、福利厚生サービスに特化」

2002年の創立時に始めたのは「共済保険」というサービスでした。

それが法律の改正で扱えなくなり、2008年に無くなっています。

ヤマト ヤマト

共済の中身が外れたあとも、名前のほうは18年そのままなんですね。

団体が嘘をついているわけではなく、経緯としては筋が通っています。

ただ、名前だけを聞いた人が公的な制度だと勘違いする余地は、ここで生まれています。

全国福利厚生共済会は自分からマルチ商法だと認めている

2つ目の理由は、団体が自分の口でマルチ商法だと認めていることです。

公式サイトには「会員募集についてよくある質問」というページがあり、その1問目がこれでした。

公式サイトのよくある質問。「全厚済はマルチ商法なのでしょうか。」という質問に対し「はい、全厚済の会員募集は、マルチ商法(マルチレベルマーケティング)という方法を採用しております」と回答している

「はい、全厚済の会員募集は、マルチ商法という方法を採用しております」と、1行目で認めています。

隠していません。

ここは、正直だと評価していいところだと思います。

問題は、勧誘の場でこの1文を読み上げてくれる人がまずいないことです。

3つ目は、勧誘が友人と知人から始まるので断りづらいことです。

これは報酬の仕組みと直結しているので、先にお金の流れから片づけます。

全国福利厚生共済会のデメリットは会費より解約の日付に出る

デメリットとして一番大きいのは金額そのものではなく、払ったお金が1円も戻らない仕組みになっていることです。

まず、かかる費用を整理しておきます。

特定商取引法(ネット販売や訪問販売のルール)に基づく表記に、会員種別ごとの金額が載っていました。

全国福利厚生共済会の特定商取引法に基づく表記。会員申込金として月会費と登録料が記載されている

見ての通り、会員種別によって最初に払う金額が変わります。

会員種別月会費登録料
K会員2,800円2,000円
P会員4,000円10,000円

サービスを使うだけならK会員、報酬をもらうならP会員です。

!
全国福利厚生共済会で先に知っておきたいこと
  • 会費に解約返戻金はない
  • 解約は毎月20日締め
  • やめると1年間は入り直せない

順番に見ます。

P会員は1年目に58,000円かかる

報酬をもらえるP会員は、登録料が1万円で初月の会費と合わせた申込金が14,000円です。

月会費4,000円は、年間にすると48,000円かかります。

登録料と合わせて、1年目で58,000円が出ていく計算になります。

ヤマト ヤマト

お金がかかること自体は、私は悪いことだと思っていません。

見るべきなのは、この金額に見合うものが返ってくるかどうかです。

しかも会費以外の負担が、規約にはじめから書き込まれていました。

会費、登録料、資料代金、研修受講費、コミッション支払い事務手数料およびプライム基金に対する寄付金

一般財団法人全国福利厚生共済会 プライム倶楽部会員規約より

資料代、研修の受講料、事務手数料、寄付金。

規約の別の条文には、プライムビジネスセミナーの受講料が1回1,500円とも書かれています。

月々の会費だけ払えばいい、という話ではないわけです。

20日を1日過ぎると会費がもう1か月増える

解約の締め日は毎月20日で、これを過ぎると解約は翌月末日にずれます。

公式の解約案内に、具体例まで書いてありました。

解約・クーリングオフのご案内。「例:4月21日に解約受付が完了した場合、5月20日締め5月末日での解約となり、5月の会費請求が最終となります」と記載され、返戻金がないことと1年間登録できないことも注意書きされている

4月21日に手続きすると、5月末日までの会費を払うことになります。

たった1日で、4,000円が増えます。

同じ注意書きの中に、もう2つ重い条件が並んでいました。

ひとつは「会費などの返戻金はございません」

もうひとつは「解約をした場合、1年間は登録することができません」です。

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一度やめたら、サービスを使いたくなっても1年は戻れないということですね。

モバイルレンタルや買いモバを契約している会員は、同時解約になります。

しかも更新月以外は、解約違約金が発生すると書かれていました。

やめるときにも、余計な出費が乗る形になっています。

解約返戻金が出ないのは商品を買っていないから

「連鎖販売取引には返品制度があるはずでは」と思った方もいると思います。

特定商取引法の第40条の2に、退会後に商品を返品できるルールがあります。

ただ、そのルールが効くのは商品を買っていた場合だけです。

全国福利厚生共済会が売っているのはサービスなので、この制度で戻ってくるお金はありません。

規約にも「解約時まで積み立てられる金額は一切無く」とはっきり書かれています。

商品を仕入れて在庫を抱えるMLMより身軽に見えますが、その代わり手元に何も残りません。

もう入っている方でも、まだ迷っている方でも構いません。

会費と同じくらいの予算で始められて、人を誘わなくて済むやり方なら、私が実際に試した中からお伝えできます。

出ていくお金の話を、入ってくる側の話に切り替えたい方は、私のLINEへどうぞ。

では、その入ってくる側はどうなっているのか。

全国福利厚生共済会の報酬は受け取るときにも引かれる

報酬の仕組みでいちばん見落とされているのは、コミッションを受け取る側にも費用がかかることです。

金額の内訳は、プライム倶楽部会員規約の第3条に書いてありました。

プライム倶楽部会員規約 第3条。コミッションの支払い1回につき事務手数料300円を負担すること、コミッション総額からプライム基金へ寄付する義務があることが記載されている

受け取るたびに事務手数料300円が総額から差し引かれる、と明記されています。

そして、その下に社会貢献のための寄付が義務として並んでいました。

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社会貢献そのものは立派なんですが、任意ではなく義務なのがポイントです。

寄付はコミッションが5万円以上になると発生し、5万円台で300円、10万円台で500円と上がります。

500万円を超えると、1回3万円です。

このあたりから、報酬の受け取り方に細かい条件が付いてきます。

コミッションは2,000円たまるまで支払われない

規約の第5条に、こう書かれていました。

1回のコミッションの合計額が2,000円未満の場合は、その金額になるまで本会が留保する。

一般財団法人全国福利厚生共済会 プライム倶楽部会員規約より

2,000円に届かないコミッションは、団体が預かったままになります。

そして、ようやく2,000円になったところで事務手数料300円が引かれます。

手元に入るのは1,700円です。

一方でその月も、会費4,000円は引き落とされています。

紹介が少ない会員ほど、出ていくお金と入ってくるお金の差が開く形になっています。

そもそもコミッションを受け取る条件のひとつが「当該月の自分自身の会費の支払いをしていること」でした。

会費を止めた瞬間に、報酬も止まります。

2026年10月から手取りが下がるP会員がいる

もうひとつ、時期の決まっている変更が規約の附則に入っていました。

インボイス制度の経過措置に関する記載です。

プライム倶楽部会員規約の附則。「令和5年10月度~令和8年9月度コミッション:消費税相当額の80%」「令和8年10月度~令和11年9月度コミッション:消費税相当額の50%」と記載されている

登録番号を届け出ていないP会員には、消費税相当額の一部を上乗せして支払う扱いになっています。

その上乗せが、令和8年10月度、つまり2026年10月分で80%から50%へ下がります。

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届け出をしていない人は、今年の秋から手取りが減るということですね。

紹介が伸びていなくても、条件のほうが先に動きます。

全国福利厚生共済会で稼げるかは団体自身が答えている

稼げるかどうかについては、団体が公式サイトで答えを出していました。

「簡単に稼げる仕事なのでしょうか?」という質問に対する回答が、こちらです。

公式サイトのよくある質問。「簡単に稼げる仕事なのでしょうか?」に対し「時間と労力を費やしたからといって想定している報酬が得られるとは限りません」と回答している

「時間と労力を費やしたからといって想定している報酬が得られるとは限りません」

団体自身の言葉です。

同じ回答には「どの程度の収益を得られるかは、事業の開始時点で容易に予測できるものではありません」とも書いてありました。

稼げると言い切っているのは団体ではなく、あなたを誘っている人だけです。

しかも報酬プランの詳細は「概要書面」という会員向けの資料の中にあり、外からは読めません。

自分がいくら稼げるのかを、入る前に確かめる方法がないということです。

会員募集をSNSやブログでやることは規約で禁じられている

「ネットで集客すればいい」と考える方もいると思いますが、規約がそれを禁じていました。

第9条の禁止行為に、こう並んでいます。

プライム倶楽部会員規約 第9条の禁止行為。「本会の事前承諾を得ず、独自に広告宣伝物(DVD、概要書面、チラシ、ホームページ、SNS等一切の広告宣伝を内容とする情報)を制作し」勧誘することを禁じる条文が記載されている

チラシ、ホームページ、SNS。

事前の承諾なしに自分で作って勧誘に使うことは、まとめて禁止されています。

しかも規約の第12条では、これに違反した会員をただちに除名できると定めていました。

ヤマト ヤマト

つまり、誘える相手は目の前にいる知り合いだけになるんです。

友人に声をかけ、断られ、また別の友人に声をかける。

紹介できる相手の数が、そのまま報酬の天井になります。

誰かを誘わないと成り立たない稼ぎ方に、無理に乗る必要はありません。

一人で完結して、続けられるかどうかを自分で決められるやり方もあります。

いま置かれている状況を、そのまま私に聞かせてください。

紹介の天井は、団体全体の数字にも出ていました。

全国福利厚生共済会の会員数は2019年から増えていない

公式が公表している会員の規模を年ごとに並べたところ、2019年からほとんど動いていませんでした。

まず、いまの数字がこちらです。

全厚済概要。有効会員口数220,389口(2026年08月01日現在)、所在地は兵庫県加古川市、代表理事は髙井利夫と記載されている

220,389口(2026年08月01日現在)と書かれています。

次に、公式の「全厚済の歩み」を見てください。

全厚済の歩みの年表。2016年に会員数10万口を突破、2018年に15万口を突破、2019年に20万口を突破と記載されている

2016年に10万口、2018年に15万口、2019年に20万口。

2年で5万口、次の1年でまた5万口という伸び方をしていました。

その勢いが、20万口に届いたところで止まっています。

ヤマト ヤマト

2019年から7年経って、増えたのは2万口ほどなんです。

途中経過も確かめました。

公式サイトの過去の保存記録から、同じ「有効会員口数」の欄を年ごとに拾ったのがこの表です。

時点有効会員口数
2021年4月214,796口
2022年12月196,167口
2023年4月190,209口
2024年11月200,655口
2026年8月220,389口

2021年から2023年にかけて、2万4千口以上減っています。

そこから3年かけて盛り返し、ようやく2021年の水準を超えたところです。

5年4か月での純増は、5,593口にとどまります。

その間ずっと、全国のP会員が知り合いに声をかけ続けていました。

新しく入った人と、やめていった人が、ほぼ同じ数だけいるということです。

これが、紹介を続けても報酬が積み上がらない理由です。

公式が出しているのは人数ではなく口数

もうひとつ、数字の読み方で気をつけたい点があります。

公式が公表しているのは「会員数」ではなく「有効会員口数」です。

会則を読むと、個人は自分の登録に加えてサービス受領者を2人まで登録できると書かれていました。

つまり1人で最大3口を持てます。

法人や個人事業主の登録には、口数の制限そのものがありません。

実際の会員数は、22万人を下回ることになります。

ネット上には「会員20万人」と人数で書いている記事がたくさんありますが、公式はそう書いていません。

こういう小さな読み替えが積み重なって、団体は実際より大きく見えていきます。

公式の数字をどう読めばいいか迷ったときも、抱え込まずに私に聞いてください。

同じような団体を判断するときにどこを見ればいいかも、調べた手順のままお伝えします。

比べる相手を持たないまま決めてしまうのが、いちばんもったいないところです。

数字の次は、法律の話です。

全国福利厚生共済会は違法?ねずみ講との違い

全国福利厚生共済会は、違法ではありません。

法律上は連鎖販売取引という、認められた販売形態にあたります。

団体もその違いを、公式のよくある質問ではっきり説明していました。

公式サイトのよくある質問。「全厚済はねずみ講ではないのですか?」に対し「全厚済はねずみ講ではありません」「ねずみ講と連鎖販売取引とは、法律上で明確に区別されております」と回答している

見ての通り、団体のほうから両者の違いを説明していました。

ねずみ講は、一般的に商品や役務の提供を伴わず、順次、先に加入した者が、後から加入した者の出えんする金品から、自己の出えんした金品以上の金品を受領する金品の配当組織であり、「無限連鎖講の防止に関する法律」で禁止されている行為です。

一般財団法人全国福利厚生共済会 公式サイトより

よく「ねずみ講と同じでは」と言われますが、法律上は別物です。

項目ねずみ講全厚済
商品・サービスなしあり
法律禁止認められている

全国福利厚生共済会には福利厚生サービスという中身があるので、後者に入ります。

ここを曖昧にして「ねずみ講だ」と決めつけるのは、私はフェアじゃないと考えています。

ただし、注意してほしいことがあります。

「ねずみ講じゃないから大丈夫」「合法だから安心」は、勧誘の決まり文句です。

団体の形式が問題ないことと、あなたが増やせるかどうかは、まったく別で判断してください。

この言葉が出てきたら、相手はあなたの損得ではなく法律の話にすり替えています。

宗教との関係も、同じくらいよく聞かれるので次に扱います。

全国福利厚生共済会と宗教のつながりは確認できない

全国福利厚生共済会と特定の宗教団体を結びつける情報は、確認できませんでした。

団体の理念を書いたページにも、宗教を思わせる記載はありません。

全国福利厚生共済会の公式サイトトップページ。「人と人とが助けあう」と大きく記載されている

掲げられているのは「人と人とが助けあう」で、ごく一般的な言葉です。

特定の宗教団体との関係を指摘する声もありますが、それを示す公的な情報や報道は出てきませんでした。

結びつけられるのは、知人から声をかけられて集まりに誘われる形が似ているからだと考えられます。

勧誘の見た目が重なるだけで、団体としてのつながりを示すものは出てきませんでした

ただ、宗教的だと感じる人がいるのも分かります。

毎週のようにセミナーへの参加を求められ、独自の用語が飛び交う空気は、確かに独特です。

ヤマト ヤマト

「宗教っぽい」と感じたその違和感自体は、大事にしていいと思います。

セミナーに何度も足を運ぶうち、断りづらさだけが積み上がっていきます。

その空気に飲まれる前に、一度その場を離れて考える時間を取ってください。

そもそも、この団体はいくつもの呼び名で語られます。

全国福利厚生共済会とプライム共済・全厚済は同じ団体の別名

全国福利厚生共済会・全厚済・プライム共済は、すべて同じ団体を指す呼び方です。

会員向けに提供されているサービス群が、その中身にあたります。

全国福利厚生共済会のライフサポートサービス一覧。11カテゴリのサービスメニューが並んでいる

正式名称が「一般財団法人 全国福利厚生共済会」で、略称が全厚済、会員向けサービスの呼び名がプライム共済です。

検索するときに別々の団体だと思われがちですが、中身はひとつです。

やっているのは冠婚葬祭の互助金やレジャー施設の割引です。

公式サイトには11カテゴリー・提供企業数600以上と書いてありました。

ここまでなら、よくある福利厚生サービスの会社と変わりません。

ただし、そのサービスがすぐ全部使えるわけでもありませんでした。

会則によると、サービスの提供が始まるのは翌月1日からです。

さらに葬儀見舞金と健康診断支援は、利用開始月から3か月以内は対象外と書かれています。

ヤマト ヤマト

目玉のサービスが動き出す頃には、もう4か月分の会費を払っている計算になります。

会員本人の声も探しましたが、公式サイトには「利用体験談」というページが用意されているだけでした。

全国福利厚生共済会の利用体験談ページ。見出しの下に「ここにコンテンツを入れる」とだけ表示されている

本文が「ここにコンテンツを入れる」のままです。

ページの型だけが用意されていて、中身が入っていません。

体験談を集める仕組みはあるのに、表に出ているものが1件もありません。

では、この団体を運営しているのはどこなのか。

一般財団法人全国福利厚生共済会の運営元と代表理事

運営しているのは、兵庫県加古川市に所在する一般財団法人です。

公式の「全厚済概要」に載っていた内容が、こちらでした。

全厚済の会社概要ページ。名称・所在地・代表理事・会員数が記載されている

書かれていたのは、この4項目です。

項目公式の記載
名称一般財団法人全国福利厚生共済会
所在地兵庫県加古川市加古川町河原333-1
創立2002年
代表理事髙井 利夫

国税庁の法人番号公表サイトでも、法人番号6140005015206で実在を確認できました。

代表理事の名前は、公式の記載が髙井利夫で、検索でよく打たれるのが常用漢字の高井利夫です。

同じ人物ですが、文字が違うので検索結果がそろわないことがあります。

ヤマト ヤマト

調べるときは、両方の書き方で引いてみてください。

経歴は公式に出ていて、歯科技工士から事業を興し、協同組合の設立を経て現在に至ると書かれています。

運営業務の委託先は同じ住所の日本共済株式会社

公式サイトのフッターには「運営業務委託先:日本共済株式会社」と表示されています。

その会社を、国税庁の法人番号公表サイトで引いてみました。

国税庁法人番号公表サイトの検索結果。日本共済株式会社が4件表示され、法人番号9140001065532の所在地が兵庫県加古川市加古川町河原333番地の1と記載されている

同じ名前の会社が4件出てきますが、そのうち法人番号9140001065532の1件だけ所在地が違いました。

兵庫県加古川市加古川町河原333番地の1、財団とまったく同じ住所です。

別の会社に委託していることは事実ですが、看板が2つあるのは同じ建物ということになります。

会員向けの決算報告書とサービス利用件数のページも開いてみました。

どちらも会員IDとパスワードを求められ、入る前には読めません。

お金の流れを確かめたければ、先に会員にならなければいけない作りです。

運営元の情報をどこまで信じていいか迷ったら、そのまま私に聞いてください。

団体そのものだけでなく、いま受けている勧誘の中身についても一緒に見られます。

では、実際に入った人たちはどう感じているのか。

全国福利厚生共済会の口コミは会員と元会員で割れる

口コミを調べたところ、報酬に関しては否定的な声が圧倒的に多い状況でした。

実際にやってみた人の声は、やっぱり気になりますよね。

サービスそのものへの評価とは、はっきり分かれていました。

会員が受け取れるお祝い金は、こういうラインナップです。

全国福利厚生共済会のお祝い金サービス。ゆりかご・3歳祝い・小学校入学祝いなど、子どもの節目にJCBギフトカードを贈るサービスが並んでいる

見ての通り、子どもの節目ごとにギフトカードが受け取れる作りです。

こちらは「使えている」という声が実際にあります。

割れているのは、報酬のほうでした。

入って1ヶ月ですが、勧誘できる人が見つからず支出だけが増えています。毎週のようにセミナーに誘われるので精神的にもしんどいです。

ネット上の口コミより

友人に誘われて入会しましたが、毎月の会費ばかりかかって報酬はほぼゼロ。友人との関係もギクシャクしてしまい、後悔しています。

LINE相談者さんより ※許可を得て掲載しています
ヤマト ヤマト

「支出が重なって退会した」「友人関係が壊れた」この2つが本当に多いんです。

一方で「福利厚生のサービス自体は使えている」という声もありました。

割引や祝い金を目当てに、紹介活動をせずK会員のまま続けている方も実際にいます。

そこは公平にお伝えしておきます。

ただ、報酬で生活が変わったという声は、私が探した範囲では見つかりませんでした

口コミと同じように「支出だけが増えた」という状態なら、いまの状況を聞かせてください。

抜けるかどうかも、抜けたあとどうするかも、一人で決めなくて大丈夫です。

会費が浮いたぶんで始められるものも、私が試した中から具体的に出せます。

最後に、断り方と抜け方を整理します。

全国福利厚生共済会の勧誘の断り方と退会の手順

断るときのコツは、理由を細かく説明しないことです。

理由を並べると、その理由をひとつずつ潰されてしまいます。

解約の手順自体は、公式サイトにきちんと案内されていました。

全国福利厚生共済会の解約・クーリングオフのご案内ページ。WEB・電話・メール・FAX・郵送の解約方法とクーリングオフの手順が案内されている

WEB・電話・メール・FAX・郵送の5通りが用意されています。

勧誘はカフェやファミレスに呼び出される形が定番です。

「いい話がある」と誘われて行ってみたら、上位の会員が待っている。

友人関係を使った勧誘なので、断りにくさが普通の営業とはまるで違います

一度断ったのにまた勧誘してくる場合は、特定商取引法の再勧誘の禁止にあたります。

これは団体自身の規約でも禁止行為として並んでいました。

ヤマト ヤマト

あなたの気持ちより勧誘を優先する相手なら、その関係は見直していいと思います。

そもそも、この団体は自分の意思だけでは入れない仕組みになっています。

公式サイトの「新規会員登録」を開くと、こう書かれていました。

全国福利厚生共済会の新規会員登録ページ。「当会への会員申込みは、当会の会員様からのご紹介によりお申込いただけます」と記載され、会員IDとパスワードの入力欄が並んでいる

申込みは会員からの紹介がなければできない、と明記されています。

裏を返せば、紹介者との関係が切れた時点で入る道もなくなります。

急いで決めなければいけない理由は、どこにもありません。

退会すると1年間は戻れない

すでに入っている方向けに、抜け方も整理しておきます。

連鎖販売取引のクーリングオフ期間は、契約書面を受け取った日から20日間です。

P会員の場合は、登録完了後3営業日以内に届く「本人保管用契約書面」が起算点になります。

この20日以内なら、はがきかメールで無条件に申込みを撤回でき、申込金は戻ってきます。

20日を過ぎると返ってくるお金はなくなるので、日付だけは確認しておいてください。

この期間内なら、P会員をやめてK会員へ変更し、差額9,200円を返してもらう選択肢もあります。

そして退会したあとは、1年間は登録し直せません

引き止められても、応じる義務はありません。

どう伝えれば角が立たないか、退会の手順も含めて一緒に決められます。

抜けたあとに何をするかまで決めておけば、また誘いに戻される心配もありません。

全国福利厚生共済会はおすすめできない|まとめ

全国福利厚生共済会を調べて分かったことを、最後に整理します。

出発点になったのは、公式サイトのこの回答でした。

全国福利厚生共済会はやばい?事件の噂とデメリットを調査

書かれている通り、この団体に入るには会員からの紹介が要ります。

事件と呼べる報道は1件もなく、名前が公の記録に出たのは2019年の質問主意書だけでした。

「共済」の中身は2008年の法改正で外れていて、いまは名前だけが残っています。

報酬は受け取るたびに事務手数料300円と寄付が引かれ、2,000円たまるまで支払われません。

会員口数は2019年に20万口へ届いてから、7年で2万口しか増えていません

福利厚生のサービスとして使うことを、私は否定しません。

ただ、稼ぐ目的で入るなら話は別で、私だったら参加しません。

稼ぐつもりで調べていた方は、ここまで読んで少し気持ちが下がったかもしれません。

でも、稼ぎたいという気持ちそのものは、間違っていません。

危ない道をひとつ避けられた、それだけでも今日ここまで調べた意味は十分あります。

生活に余裕を持ちたい、ローンを返したい、欲しいものを買いたい。

その気持ちを、どこに向けていくかは一人で決めなくて大丈夫です。

私は、紹介人数を増やして一気に稼ぐような方法は持っていません。

でも、誰も誘わずに、自分の手だけで少しずつ増やしていくやり方なら、いくつもお伝えできます。

「もう友人には声をかけたくない」

「一人で完結するものから始めたい」

そう思っているなら、いまどんな状況なのかをそのまま送ってください。

私は今でこそ副業だけで生計を立てていますが、ここに来るまで何度も失敗しました。

気になるものがあれば自分で登録して確かめ、続かなければまた別を探す。

正直、人の何十倍も遠回りしてきたと思っています。

でも、その経験があるからこそ、続けられるものとそうでないものが見分けられるようになりました。

LINEでは、私が実際に取り組んで収益の出方と続けやすさを確認できたものを共有しています。

「自分に合った副業が知りたい」

「何から始めたらいいかわからない」

そんな相談にも、状況に合わせて一つずつお答えします。

ヤマト ヤマト

些細なことでも遠慮なく聞いてください。気軽にどうぞ😊

「副業を探している」の一言だけでも大丈夫です。

紹介できる人がいなくても、一人で悩まなくて大丈夫です。

今すぐ聞きたいことがなくても、登録だけしておいてもらえればそれで大丈夫です。

新しく確かめたものがあれば、その都度LINEで共有します。

一言もらえれば、必ずお返事します。

ヤマト
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