水俣病のドキュメンタリーでありながら、個々の人たちの「やさしさ、かなしさ、おかしさ、たくましさ」を原監督は引き出していく。
そのために、最低限この長さが必要だったのだろう。泣いたり笑ったりの6時間12分でした。

末井昭

エッセイスト